感想は面白かった! 良く出来た男塾映画でありました!
見る前はジャンプ黄金期漫画の実写映画化という事で、不安のある映画だと思ってました。
しかし!
中身はちゃんと作った映画でした! おいおいこんなに真面目に男塾を映画にしてどうするんだ!? と心配したくなるぐらいでした。
物語は桃達1号生達の入塾から始まり、そこから塾でのシゴキによる男磨き、そして伊達臣人との驚邏大三凶殺(Jが削られたので雷電もいなくなり、四凶殺では無くなって三面拳という言葉で出なかった)までの戦いをピックアップした。
なので、基本1号生にライトを当てた展開でしたが、漫画でのギャグテイストを下げて真面目に男気に目をやった話になっておりました。
・・・まさか秀麻呂であそこまでオリジナル要素でしっかりやってくれるなんて思って見なかった。あのヘタレが男塾の中で磨きがかかってくる展開が物語でのいいアクセントになっており、一本の映画として引き締めてくれました。
役者さん達も皆このノリが好きなんだなと分かる演技で、凄まじく本気が感じられました。というか見ていてよどみがなかったです。
特に富樫と教官の鬼ヒゲは・・・良かったです。あの漫画からそのまま出てきたという感じがたまらなかった。
あとはバトル。
ここは主人公の剣桃太郎の舞台です。
男塾でのバトルというと普通に思ってしまいますが、実写映像化という事でガクランバトルが強調されまくっておりました!
あの桃の長ランのバトルでのなびく様と音が物凄く心地良かったです。
そしてなびいた際に見える長ラン裏地の赤の映えっぷりはカッコいいの一言、あれは一見の価値あります。
いや、なんというか愛情にあふれた作品です。コレは。
男塾という男気一本をしかと馬鹿真面目に再現した映像化でした。
多分知らない人でも見れる様に上手く構成しております。が、何分「男塾」なので視聴者の限定っぷりは素晴らしいですのに、監督さん馬鹿真面目に男塾で映画一本しっかりと作りこんできましたと言う感じです。
下手な映画よりも起承転結がしっかり引き締まって怖いぐらいでした。
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