2006年11月18日

平成18年11月15日に石川賢先生、58歳で逝去。

 最初、この情報を知った時、その情報源の不明確さで誤報ではないか? 誤報であって欲しい。と思っていたのですが。
 永井豪先生の知人作家の方のHPや新聞社HPの訃報記事に事実が載り、逝去なされた事が本当だと知りました。

 私にとって石川先生は正しく魂に食い込んだ作家と言えます。

 初めて先生の漫画を読んだのは9歳の頃です。
 友人宅に遊びに行った時、読ませてもらったボンボン夏の増刊号に載っていた『次元生物奇ドグマ』
 あの林間学校できていた寺で、封印を解いてしまったドグマに次々に人が侵食されていく。あの虚無といえる空間の塊に身体を蝕まれソレに支配される。そしてその空間からはチェンゲのインベーダーみたいな怪物の一部だけが現れ、人間達を恐怖で飲み込んでいく。
 この漫画は増刊とはいえ少年誌ボンボンなので、当時の子供達のトラウマになったそうです。
 現に私がそうです。9歳で植え込まれたホラー漫画なので、どんなに年月を重ねようとあの恐怖は記憶からは消えませんでした。

 そして高校生になったら、兄貴が『虚無戦記MIROKU』の単行本を集め始めたので、それを読ませてもらいました。
 石川先生の持ち味を生かしまくったあのスピーディかつ力強くバイオレンスにあふれた漫画にグイグイと引きずり込まれ

 そして社会人になって、友人に薦められたスパロボにハマり、スーパーロボットに興味を持った私が手に取ったのが

 原作版『ゲッターロボ』

 自分の持っていたロボット物に対しての何かが一瞬にして壊され再構築されました。
 主人公達の狂おしいまでの暴力性、ゲッターロボのシステム、武蔵の自爆、恐怖を感じるというか恐怖そのもののストーリー。
 今ではない人間の底意地をとことんにまでに出してくれるのが石川先生です。武蔵の自爆はもちろんの事、殺された友人の首を持って敵にダイナマイト抱えて特攻する子供の叫び声は今でも心に残ってます。
 そして、トランスフォーマーや戦隊モノやダンクーガで合体ロボットを知った私にとって、合体はパワーアップ・分離はパワーダウンが当たり前でした。
 それをゲッターロボは打ち壊してくれました。敵の攻撃を分離してかわす。状況に合わせて合体形態を切り替える。合体と分離が戦法として成り立っているロボット。それがゲッターロボです。
 合体して強力な武器で敵を倒すという事しか知らなかった私は主人公達が鋭意工夫して敵を倒すという事に感銘を受けました。


 石川賢先生には多大なまでに色々なものを貰いました。
 キャラクター形成にストーリー展開、ロボット戦闘に人間戦闘

 近年は時代劇を中心とし、武蔵伝を終え、次に石川五右衛門を主人公とした〜戦国忍法秘録〜五右衛門を始め、豊臣秀吉・徳川家康・明智光秀の3人が織田信長を排しての天下取りの思惑を出し、さらに果心居士まで出てきちゃってどうなるの? とまで来て今回の逝去です。

 もう読めなくなったのかー・・おそらくはその内にまたゲッターロボ・サーガを書いてくれるのではと思っていたですが、それは夢幻にして無限の道を歩んだ様です。

 今回の事で自分の中が煮え切らない感じでいっぱいになって、それが喪失感だという事に気付き、どれほどまでに石川先生が私の魂に食い込んでいたのか分かりました。


 こんな湿っぽい日記になりましたが、自分の中に区切りをつけたかったので書きました。

 では最後に、石川賢先生に多大な影響を受けて魂が構築され、アマチュアながらにも創作活動をしている者として自分は頑張って生きます! 
 
 「ご冥福をお祈りします」






〜旅立つときだ なにも恐れることはない〜

漫画版ゲッターロボ號より抜粋

納得する為にゲッターロボ號最終巻を読書中



           
 
posted by RYU at 14:19| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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